名古屋市役所・環境局にて、市会議も含めた災害時のトイレ対策について、従来の備蓄・運用に加える形で「現場で回る運用」を重視したハイブリッド版の提案を行い、プレゼンとデモの機会をいただきました。
当日は、感染リスク低減、排泄袋の膨張・破裂による汚物飛散(回収時に袋が破れてノロ等の危険が報告)、廃棄時の燃焼課題、避難所運営のトラブル回避といった論点を共有し、衛生運用設計の重要性を確認しました。
被災地では「トイレ自体は残る」一方、簡易トイレは和式想定で組まれていることが多く、実態としては洋式が主流である点も踏まえ、備蓄構成の見直しの必要性も話題となりました。デモでは、強い凝固力・消臭効果に加え、除菌成分配合も評価されました。
また、名古屋市の災害備蓄策定である「1日5回×3日間」に適した1人用150gタイプを拠点配備とすることで、配布数の計画が立てやすく、実務面でも有効であるとの認識が得られました。

家庭用水洗便器は節水型でも大便流すと約4~6リットル、古いタイプでは10リットル以上の水が必要です。災害で断水すると水洗トイレが使えなくなり、水を使って流すだけでも多量の水が必要となります。

断水時は、水洗トイレは基本的に使えません。内閣府も「災害時は水洗トイレが使えない」ことを注意喚起しており、衛生が保てないことで感染症や汚水被害につながるおそれがあると指摘しています。水がないまま無理に流すと、排水管の詰まりや汚水の逆流・あふれを招く危険もあります。さらに停電が重なると、ポンプ設備などが止まり、使用できないケースが増えます。
実際に東日本大震災・熊本地震・能登半島地震では、多くの避難所で水洗トイレが使用禁止となり、トイレ不足が深刻化しました。
一方で、地震で建物が損傷しても、便器そのものは残るケースが少なくありません。現場のトイレはすでに洋式が主流で、避難所運営も「既存の洋式便器をどう使うか」が前提になります。ところが、市場に多い簡易トイレは和式想定の構成になっており、便器形状や運用実態と噛み合わず、設置のしにくさや使いにくさが課題になり得ます。

東日本大震災や熊本地震・能登半島地震の被災者からは、「トイレが一番つらかった」「衛生面が本当に苦しかった」という声が多く上がっています。実際、被災者の73%が地震発生後6時間以内に「トイレに行きたくなった」という報告もあります。
空腹はある程度我慢できても、排泄は我慢できません。ところがトイレ環境が悪いと、水分や食事を控えて回数を減らそうとし、脱水や体調悪化を招いて災害関連死のリスクを高めることが指摘されています。
さらに現場では、排泄袋の回収時に袋が菌の影響等で膨張し、破れて汚物が飛散して作業員がかぶってしまい、ノロ等の感染リスクにつながり得る危険も課題になります。トイレは「使うこと」だけでなく、「回収・集積まで安全に回ること」が不可欠です。
弊社ポッティは、もともと除菌成分の開発を起点に、凝固だけでなく衛生リスク低減まで見据えて設計しています。加えて、取材で現場に入ったマスコミ関係者が避難所トイレの過酷な状況を目の当たりにして強い心理的ショックを受け、その後、公衆トイレの利用に抵抗を感じるようになったという話もあります。トイレ問題は、衛生だけでなく、人の尊厳や心の負担にまで影響する課題です。

トイレ環境が悪化すると感染症や健康被害の原因になります。内閣府ガイドラインでも「水洗トイレが使えなくなると排泄物の処理が滞り、細菌や害虫が発生し、感染症や栄養不良・脱水、エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)のリスクが高まる」と警告しています。悪臭や衛生不良は避難者の不快感・抵抗感を強め、便意を我慢させて余計に健康被害を招く悪循環になります。したがって、飲料水や食料と同様に、トイレ衛生への備え・管理もきわめて重要です。

災害に備え、携帯トイレや凝固剤「ポッティ」などを備蓄しておきましょう。断水時は水洗トイレが使えないことがあり、トイレ不足や衛生悪化につながります。
使い方の一例です。便座に45Lゴミ袋をかぶせて固定し、その上に20L袋を重ねて排泄します。排泄後に凝固剤「ポッティ」をふりかけて固め、袋の口をしっかり密封して処理します(自治体ルールに従ってください)。消臭・除菌ができ、処理・持ち運びが簡単です。
ポッティは強い凝固力が特長で、10gで最大約1Lまで固化できます。排泄量や状況に応じて使用量を調整しやすい設計です。
備蓄の目安は、一般に1人1日5回×3日以上とされます。家族4人なら、最低でも60回分(3日×4人×5回)を目安に備えておくと安心です。排泄回数は年齢や疾病などで変動するため、余裕を持たせることをおすすめします。
また、弊社では自治体との検討の中で、「1人1日3回×5日以上」の想定が運用設計として合致するケースも多く、この前提で備蓄量と配布計画を組み立てやすくなります。
さらに臭いと回収時の安全性を重視する場合は、袋を「下敷き袋+排泄袋」の二重にし、使用後は防臭袋で二重密封すると臭い戻りを抑えやすくなります。加えて、袋の沈み込みや汚水接触を避けるため、洋式トイレ用の受けネットを便器に設置しておくと、回収作業が安定し、現場の負担やトラブルを減らせます。

平素より弊社製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
「ポッティこぶくろちゃん50(10g×50包)」は想定を上回るご注文を頂戴しており、現在在庫が不安定なため、納入までお時間をいただく場合がございます。なお、供給を停止することはございません。
あわせて、新製品として、携帯・備蓄に適した1人用パッケージ「アストラポッティ 150g入り」を発売いたしました。多くの自治体で採用される「1日5回×3日間」の備蓄設計に合わせやすく、自治体・病院の災害備蓄や個人用避難袋にも適しています。
なお、排泄回数は年齢や疾病、体調等により個人差があります。備蓄数量をご検討の際は、想定回数に幅を持たせていただくことをおすすめいたします。
また、弊社ポッティは10gで最大約1Lまで固化できるため、状況に応じて使用量を調整しやすい設計です。
ご不便をおかけし恐縮ですが、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

非常時に慌てないよう、家族で一度だけ練習しておきましょう。
①設置の確認
便器に45L袋を固定し、上に排泄用の袋を重ねます。洋式は受けネットがあると袋が安定します。
②衛生管理
使用後は手洗い・手指消毒。便座まわりも拭き取り、袋の処理は自治体ルールに従います。
③臭い・破れ対策
ポッティで固めて密封し、可能なら防臭袋で二重にします。ポッティは10gで最大約1Lまで固められます。
④備蓄の目安(150gで計算)
想定「1日3回×5日」なら、1人=15回分=150g(10g×15回)が目安です。
(一般的な目安「1日5回×3日」でも、同じく15回分=150gとなります。)

ポッティは、大学研究室と製薬会社の共同開発から生まれた、除菌消臭成分を配合した水分凝固剤です。災害時、水が使えない際の衛生環境保持に活用できます。

高吸水性ポリマー配合で、水分の多い排泄物も瞬時にしっかり凝固。Aランク(食品添加物グレード)のポリマーは固まりが崩れにくく、10gで500mLから1000mLの水分を凝固させるため、1回ごとに交換しなくてもその上に重ねて排泄しても衛生的です。
本製品に使用しているSAP(高吸水性ポリマー)は食品添加物規格品を採用しており、国際的な公衆衛生・安全要件を満たすこと、品質と安全性が確認されていることを示す証明書を取得しています。


他社の水分凝固剤との比較実験を行った動画です。日数が経過するほどゲル化が進み、水分に戻ってしまう他社製品と比較し、ポッティは形状を維持しており処理に困ることはありません。

ポッティには、除菌・消臭成分に加えて「京都の白スギ粉末」が配合されています。これは森林の恵みである天然素材で、やさしい香りが気になるニオイを和らげてくれるだけでなく、使った後の見た目を自然な茶色に変えてくれます。 これは、排泄物をしっかり包み込み、見た目やニオイへの不快感を和らげる工夫です。人工的な色づけではなく、あえて「自然の色」によって使用後も清潔感と安心感を保ちます。

ポッティの除菌成分は、大腸菌・オミクロン株、そして最も強力なウイルスの一つであると言われるノロウイルスにも第三者機関における効果が認められています。これらの病原菌を取り除き、病気の発生を未然に防ぐ効果があり、避難生活の衛生保持に役立ちます。

ポッティの消臭力は、4大悪臭成分と呼ばれる「アンモニア」「硫化水素」「トリメチルアミン」「メチルメルカプタン」を30秒でほぼ無臭にするほど強力。非常時水で流せないぶん、これらのニオイを閉じ込め、ニオイ菌の繁殖を防いで新たな発生を防ぐことが重要です。

ポッティは避難生活でのトイレ処理はもちろん、大便は水分が約70%を占めるため固まりやすく、処理・回収の負担軽減に役立ちます。さらに、吐瀉物(嘔吐)の処理にも活用でき、衛生管理の面でも有効です。
日常やレジャーでは、カップ麺の残り汁やスープ、キャンプの残飯や水分の多い生ごみの処理、突然の渋滞時の車内など、さまざまな場面で手軽に使えます。
また被災現場では、救援隊から「残り汁を固めるのに役立った」という声もあり、全国の日赤病院で災害時に設置される竪穴式トイレ(マンホールトイレ)でも、排泄後にポッティを使うことが想定されています。

平素より弊社製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
「ポッティこぶくろちゃん50(10g×50包)」は想定を上回るご注文を頂戴しており、現在在庫が不安定なため、納入までお時間をいただく場合がございます。なお、供給を停止することはございません。
あわせて、新製品として、携帯・備蓄に適した1人用パッケージ「アストラポッティ 150g入り」を発売いたしました。多くの自治体で採用される「1日5回×3日間」の備蓄設計に合わせやすく、自治体・病院の災害備蓄や個人用避難袋にも適しています。
なお、排泄回数は年齢や疾病、体調等により個人差があります。備蓄数量をご検討の際は、想定回数に幅を持たせていただくことをおすすめいたします。
また、弊社ポッティは10gで最大約1Lまで固化できるため、状況に応じて使用量を調整しやすい設計です。
ご不便をおかけし恐縮ですが、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。






| 会社名 | アストラメディケン株式会社 |
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